28 8月

万年学生トロフィーモフ

チェーホフ「桜の園」には、いつまでたっても大学生をしているペーチャ・トロフィーモフが出てきます。原作の設定では28歳なのですが、今日見た演劇の中では40代かそれ以上の男性が演じておられました。劇が始まる前から座って本を読んでいて、相当な存在感がありました。
時々マイクを使っておられたのですが、あれはなぜだろう。声が出ないのかなあ。バックミュージックも流れていたし、木の音がどんどん鳴るので、地声では通らないというのは分かります。お金に失着がないふりをしながらボロボロの服を着て、俗世を超越していると勘違い、翻訳料をもらって自慢をするような、こんな憎めぬ大学生はどの世にも、いつの時代にもいるのですね。