07 9月

商人のロパーヒン役の男性

チェーホフの短編小説「桜の園」の中で、商人のロパーヒンはもともと農奴の出です。父親がラネーフスカヤに雇われてこきつかわれていたのが、息子は出世して金持ちになりました。そしてついには、ラネーフスカヤの「桜の園」を買い取ります。今日見た劇団「地点」演劇の中では、コインをまき散らしながら、金による権威のアピールをしていました。
だけど自分の撒いたコインによって滑ってばかりのロパーヒン、これは演劇でしかできない表現だと思います。窓枠から顔を出すラネーフスカヤ一家は悲劇に陥りながらもあくまで高貴な雰囲気を保ちます。ロパーヒンはいい靴を履いて、いい毛皮をまといますが、その一家のオーラにはかなわないことも表現されていました。