16 9月

笑いが表現する絶望。

その演劇は、舞台脇から突然4人が顔を出し。声を合わせて「ハハハハハ」と不気味に笑うことから始まりました。4人の俳優たちが舞台に登場すると、そのうち3人は積み重なる木枠に座って窓を表現する木枠の中に顔をおさめました。パンフレットによれば、木枠は写真(=桜の園での積み重なった想い出、および現在)も表現しているそうです。
一人は3人の背後に立ち、窓枠を上から支えます。そして場面場面の事あるごとに、不意を打つかのように声を合わせて「ハハハハハ」と笑います。笑っているのですが、そのそろった表情と重なる声は本当に恐ろしく、狂気に満ちています。絶望で、もう笑うしかなくなった時の笑い、といった表現が適切でしょう。